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2006年度5.3憲法を守るはりま集会アピール  ( 平和   憲法集会 ) 2009/12/08
 二〇〇六年 憲法を守るはりま集会アピール
           憲法を守る一点で手をつなごう
 今日、私たちは、弁護士の伊藤和子さんから、「テロとの戦争」を遂行中のアメリカで起きている現実から、戦争をする国になるということはどういうことなのかを、学びました。
 九・一一同時多発テロは世界に衝撃を与えました。アメリカ政府は、復讐に燃えてアフガニスタンとイラクに攻め込みました。「理不尽な暴力に対抗するには正義の力が必要だ。正しい戦争は必然である。戦争に備えよ。」こうした声がわが国でも強まりました。そのために憲法九条二項を捨て去ろうという世論をつくるキャンペーンが、いまも精力的に繰り広げられています。
 たしかに世界は大きな問題を抱え込んでいます。
 しかしそのために憲法を変えて軍隊を持つべきだという主張は間違っています。
 軍隊の暴力は、本当に問題を解決する能力など持ち合わせていないからです。イラクほか世界各地の紛争を見ればわかるとおり、戦争は大量の死と破壊をもたらすだけで、何一つ問題を解決することができていないのです。
 私たちの憲法は、ただの現状維持の平和を述べているものではありません。憲法前文は、世界は変革しなければいけないと述べています。本当に平和を求めるなら、専制と隷従、圧迫と偏狭、こういったものがあるような平和は本当の平和ではない。対等平等につきあえるような平和を創っていこう。そうのべています。しかし、憲法は、「テロリストが出てきたから武力で押さえつけろ」とか、「どこそこの国は悪いから押さえつけろ」といった平和を求めているものではありません。力ずくで押さえつける。「ドンと一発やれ。」これは、平和ではない、それはたえず戦争を内包している、そうではない。決して暴力を使ってはいけない。非暴力でいこう。そして日本は率先してそれをするんだ。そう述べています。これは見事な憲法なのです。
 憲法を変えなければならないのではなく、政府が変わらなければならないのです。
 憲法九条が変わることを求める日米両政府は、さる五月一日、日米同盟が「新段階に入る」と宣言しました。いよいよ自衛隊が世界規模で再編を目指す米軍との一体化を進めることが合意されました。アメリカ政府の軍事戦略は、自国の利益となれば専制政府をも擁護し、自国の利益に反するとなれば、政権の転覆をも図るというものです。日本政府は、当面世界の覇権を握っている、このアメリカの同盟国として、いわば「勝ち組」となり、世界中のどこでも軍隊を展開できる国になることを目指しています。なんと品格のない、恥ずかしくも、情けない日本であることでしょう。
 私たちは、こんな日本は、まっぴらごめんです。
 通常国会に国民投票法案の上程を目指す動きが本格化している今、憲法をめぐる正念場が到来しようとしています。いま私たちがなすべきことは、憲法を守るという一点で、文字通り、思想信条や政治的宗教的立場の違いを超え、すべての人と手をつなぎネットワークを広げきることです。
 残された時間は長くありません。本日この集会に集いあった私たちは、「憲法を守る一点で手をつなごう」この呼びかけを総意として採択し、緊急のアピールとして、すべての人々に訴えます。
 そして今日から、私たち一人一人も、今まで声を届けることがなかった、あの人この人に語りかけ、この思いをつなげていきましょう。新しい声かけと、ネットのつむぎ合いと、それぞれの集いへの励まし合いを始めることを誓いあいましょう。
 この憲法を守り憲法を実現して、日本と世界から戦争と暴力の連鎖をなくすために。
                                          二〇〇六年(平成一八年)五月三日
                                                               第二八回 憲法を守るはりま集会 参加者 一同