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2004年度5.3憲法を守るはりま集会アピール  ( 平和   憲法集会 ) 2009/12/08
二〇〇四年 憲法を守るはりま集会アピール

この憲法とともに歩もう
                  ―無法には法を、戦争には平和を掲げて
                                                                               
                                                                               
 この度のイラクの日本人人質事件の被害者に対し、政府はその「自己責任」を声高に問題にしました。私たちは昨年の憲法記念日に、写真家森住卓さんのスライドを鑑賞し、湾岸戦争後のイラクの子ども達の悲惨な現実を知りました。森住さんは、この度日本人人質事件の被害者となった高遠菜穂子さんと一緒に、バグダッドの路上生活者を取材していたといいます。その高遠さんが、政府から「非国民」呼ばわりを受けました。
 「個人の良心の自由なんて、そんなことは問題にならない。国家の危機には政府と一緒にたたかうのが当然だ。一緒にやらないやつは非国民だ。」こうして、かつての「非国民」の論理が、堂々と台頭するようになりました。
 これは、五八年前に私たちの国の憲法を制定した国民代表が否定した軍国主義への道そのものではないでしょうか。民主主義も人権も息をひそめた戦前への道そのものではないでしょうか。
 イラクに派遣された自衛隊の駐屯地がある北海道旭川では、「黄色いハンカチ運動」が波紋を呼んでいます。そして、私たちの地元にも、姫路駐屯地があり、もし彼ら自衛隊員が海外に派兵されれば、私たちの問題になります。「派兵された隊員の無事の帰国を願わない人は一人もいない」からです。
 こうして今、軍靴の音がはっきりと聞こえてきました。
 アメリカのブッシュ政権や、これにどこまでも追随する小泉内閣の進み方は、「強いものが正義」・「民主主義のための暴力」という論理で自分の国と世界を支配しようというものです。しかし、これは間違っています。
 小田実さんはいいます。日本人は、自分の国がそれまで行った「殺し、焼き、奪いつくす」行為の、全てが自分達に跳ね返って、今度は「殺され、焼かれ、奪われる」大変な経験をした。そして、それを誰のせいにすることもできなかったと。
 まさにそのどんずまりの中で、私たちの父母は「武力や戦争や暴力で物事を解決しようという考え方は間違っている」という智恵に達したのではないでしょうか。だからこそ、私たちの憲法は、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し」、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」のではないでしょうか。
 今、日本と世界は大きな2つの潮流のせめぎ合いのただ中にあります。それは、日本のテレビや新聞がいうように「改憲か護憲か」、「日米同盟か、それ以外か」という問題ではなく、まさしく「戦争か、平和か」、「無法か、法か」のせめぎ合いです。
 私たちは、今日、戦争の過ちを知り、戦争を違法と宣言する憲法を持つ国の市民として、この憲法とともに歩むことを誓い合いました。
 そして、アピールをお読みになるあなたに心から呼びかけます。国及び地方自治体の長、その議会と政党と公務員に、テレビや新聞に、ホームページやメールに、そして身近な市民に、「戦争には平和を」、「無法には法を」のあなたの声を、このアピールに添えて、一緒に届けましょう。
                                               二〇〇四年五月二日
                                                      第二六回 憲法を守るはりま集会 参加者一同