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2005年度5.3憲法を守るはりま集会アピール  ( 平和   憲法集会 ) 2009/12/08
二〇〇五年 憲法を守るはりま集会アピール
              活かそう憲法 みんなの宝
                                                                                         
                                                                                         
 振り返れば、昨年の講演者である小田実さんは、姫路から帰った後、「九条の会」の発起人となられました。その呼びかけに応え、播磨各地で大小の「九条の会」が次々に誕生しています。私たちも、ただ一つの思いに突き動かされて、この集会に集いました。初めて参加した人も、何度も参加している人も、今一つの思いでつながっています。
 「平和憲法を変えさせてはならない!」これが私たちの共通の言葉です。この声は、これからもさらに広がるでしょう。日本中で、今この時、心ある人々が平和憲法が破られるのを止めるために立ち上がりつつあります。
 かつて「大日本帝国憲法」(一八九〇年施行)の下で、政府は、国民の生命を鳥の羽よりも軽いとし、他国民の生命はそれよりもはるかに無価値なものとみなしました。「強いものが正義」「正義のための暴力」という誤った考えのもと、おびただしい人々が無惨にも殺されました。累々たる死者たち、その前に立って、日本国民は、「もう二度と武力で物事を解決する国にはならない」と固く誓いました。日本国憲法は、国連憲章が理想とする「戦争のない国際秩序」を築くため、国家の名誉にかけて邁進する決意を、全世界に対して高らかに宣言し、国民も、その決意を深く心にしみ込ませたのです。
 どうしてこの宣言をいま破り捨ててよいものでしょう。
 二一世紀の世界は、構造的貧困や地球温暖化の脅威に立ち向い、人類の未来を展望する世界です。「正義のための戦争やテロ」の考えに固執する政府や勢力と闘い、戦争をすること・武器を持つことを拒否し、新しい平和秩序を生みだそうとする動きは、世界中で本格化しています。その時にあって、なぜいまわが国が、平和憲法を捨て去ってよいものでしょう。日本国憲法は、まことに、日本だけでなく、世界の珠玉の宝なのです。
 いま政府は、日本が、アメリカの求めるままに「海外で戦争できる国」になるため、あらゆる手段を講じています。
 政府は、軍隊ではないという自衛隊を、そこは戦場ではないのだと言って戦場に送り出し、国民を守るはずの自衛隊を、国連の決議もないのにそれが国際協力だと言って送り出し、国民を欺いて、自衛官に命の危険を犯せと強制しています。総理大臣は、「この前の戦争は侵略戦争だった、反省している」と語りつつ、A級戦犯が合祀された靖国神社への参拝を続けています。その靖国神社は、一貫して「この前の戦争は自衛戦争だった」と高唱し、わが国の超タカ派勢力の精神的拠り所となっています。さらに、この勢力は、教育の場で、「大東亜戦争はアジア解放のため」という、戦中の偽りの宣伝をそのまま掲せる教科書を、各地で採択させる動きを強めています。これらの動きが危険であることを察知して起こった中国の民衆行動に対し、一部の国会議員は、「中国政府が愛国教育をしたから暴力事件に発展した」と非難しました。ところが、彼らは、日本の青少年に対しては愛国教育の必要を叫び、「日の丸・君が代」を強制しています。そして、自民党は、憲法の平和条項を破棄するための国民投票について、自由な投票運動を制限したり、○×方式で投票させるといった法律を作り、破棄を強行しようと画策しています。
 いま,政権の獲得・維持のためなら、アメリカの要請になりふり構わず従おうとする、理念のない政党が、こともあろうに侵略戦争の美化を推進する勢力と結びつき、日本を再び「戦争する危険な国」にする最悪の過ちを犯そうとしています。しかも、そのやり方は、偽りを述べ、詐術を使い、欺まんを用いて、国民を決して後戻りのできない場所へと誘おうとする、到底許すことのできない方法ではありませんか。私たちは、主権者の名の下に、心からの怒りをもって、彼らに、NO!の意思表示を突きつけようではありませんか。
 未来をつくる子供たちは何のために生まれてくるのでしょう。子どもたちは幸せになるために生まれてくるのです。そして、子どもたちに幸せな未来を用意するためにこそ大人たちは日々を生きているのです。戦争で殺されるために生まれてくる人は一人もいません。一人一人が誇り高く幸せに生きられる社会をつくろう、それが憲法の呼びかけです。これはすべての人間の祈りです。祈りに背き憲法を変えようとするものは、未来に対する犯罪者です。私たちは犯罪者に負けるわけにはいきません。必ず平和憲法を守りぬかなくてはいけません。
 本日私たちは新たな決意をもって、憲法を守るたたかいの重要性を胸に刻みました。私たちは、平和を築く輝かしいたたかいを、誇りをもって堂々と進めることを固く誓いあい、これを集会の決議といたします。
                                                  二〇〇五年五月三日
                                                               第二七回 憲法を守るはりま集会 参加者一同