ホーム
弁護士紹介
事務所概要
相談・依頼
顧問弁護士について
アクセス
平田元秀ブログ
吉谷健一ブログ
市民の法律相談室
doyou
horitu
問い合わせ
logo
管理画面へ
不貞行為について

離婚事件においてよく相談を受けるのが,「夫あるいは妻に不倫された。許せないので離婚したい。」という話や,「不貞行為の慰謝料はいくらぐらい貰えるか。」という話です。

 

民法の規定する裁判上の離婚事由は5つありますが,そのうちの一つに「配偶者に不貞行為があったとき」というのがあります。

ところが,実際には,配偶者が不貞行為に及んだことで即離婚となるとは限りません。通常は,全ての事情を総合してみても,到底円満な夫婦生活の継続及び回復が期待できず,婚姻関係が破綻しているといえれば,裁判上の離婚が認められるでしょう。ですから,不貞行為を理由に離婚訴訟を提起するときは,民法の規定する離婚事由として,先ほどの「配偶者に不貞行為があったとき」だけではなく,「その他婚姻を継続し難い重大な事由」も同時に上げることが多いです。

 

1 不貞行為の存在はどのように立証するのか

不貞行為の現場を捉えた写真があればかなり強力ですが,相手が用心している場合も多いですから,なかなか証拠を準備することは難しいです。

写真あるいは不貞行為の存在をうかがわせるメールがなければ,不貞行為の立証は難しいといえるかも知れませんが,最終的にはケースバイケースです。

 

2 不貞行為の証拠が無ければ,離婚も認められないのか

理屈からすればそうなりますが,最終的には証人尋問や原告及び被告の当事者尋問をやって,不貞行為があったかどうかははっきりしないものの,婚姻関係自体は破綻しているとして離婚が認められることもあります。

 

 

3 不倫をした側が,配偶者に対して離婚を請求することは認められるか

有責配偶者からの離婚請求が認められるかという問題です。自ら婚姻を破たんさせた者のことを有責配偶者といいます。

判例は,かつては,たとえ婚姻が破たんしていても認めるべきではないとしていましたが,現在では,婚姻が破たんしている以上,離婚を広く認めるべきであるという考え方に変わってきています。

裁判所も,夫婦の別居期間が同居期間に比べてどの程度長期に及んでいるか,未成熟の子どもがいないか,相手方配偶者が離婚により過酷な状態におかれないかなどの事情を,具体的に判断していくことになります。

 

4 慰謝料の相場はどのくらいなのか

慰謝料の金額については非常によく聞かれますが,これはもうケース・バイ・ケースとしか言いようがありません。通常,慰謝料の請求は離婚訴訟に含めて行うことが多いのですが,その場合は,相手方配偶者の不貞行為によって婚姻関係が破たんした,よって離婚を求めるし,慰謝料も求めるということになります。そうすると,慰謝料の額についても,破たんの原因,破たんの程度・内容,破たんに至る経緯や動機等を元に判断されることになります。

 

5 不貞行為の相手方への請求も同じ手続の中でできるのか

不貞行為をした配偶者と不貞行為の相手方は共同不法行為をしたものとして,連帯して慰謝料債務を負うことになります。