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④ 回復の見込みのない強度の精神病(1項4号)

  相手方が精神病にかかり,夫婦間に相互に精神的交流が失われ,婚姻関係が形骸化しているような場合に離婚を認めるものです。

  夫婦には協力扶助義務があるのだから,病気になった相手方を保護すべきですが,当事者の意思を無視し,能力を超えてまで,配偶者をいつまでもこうした婚姻に縛り付けておくのは酷であるという考え方に基づくものです。破綻主義の考えに基づくものといえます。
しかし,これが離婚原因となると,精神病に罹患した配偶者は,自己の責任ではないにもかかわらず,離婚され,他方配偶者からの経済的援助(生活費や療養費等)を得られなくなってしまいます。また,精神病に罹患した者に対する公的,社会的支援態勢が必ずしも十分でないというのが現状です。したがって,離婚により婚姻生活から解放される他方配偶者の利益と精神病に罹患した本人の保護をどう考えるべきかということが問題になります。こうしたこともあって,この要件での離婚にっいては,裁判例は,厳格な傾向にあるといえます。

 【参照すべき判例】

最高裁昭和33年7月25日判決民集12巻12号1823頁

最高裁昭和45年11月24日判決民集24巻12号1943頁