ホーム
弁護士紹介
事務所概要
相談・依頼
顧問弁護士について
アクセス
平田元秀ブログ
吉谷健一ブログ
市民の法律相談室
doyou
horitu
問い合わせ
logo
管理画面へ
代襲相続について

1.代襲相続とは

  • 相続人となるべき方が,被相続人の相続開始以前に死亡したり,相続欠格や相続廃除によって相続権を失った場合,その相続人の直系卑属が,その相続人に代わって,その者の受けるべき相続分を相続します。これを代襲相続といいます(民法887条2項・889条2項)。
  • その趣旨は,「親である相続人を通じて相続利益を受ける子の利益を保障するためである。その他相続人間の公平や,相続に対する期待の保護としての意義もある。また親が若くして死亡している場合などには生活保障的要素もある。さらに血族相続権の根拠を血の代償に求めれば,代襲相続は血の代償の確立としての意義をも持っている。」と解されています(二宮周平「家族法第3版」284頁)。
  • 代襲相続の原因は,相続開始前の死亡,相続欠格,相続廃除です(民法887条2項)。
  • 相続放棄をしてもは,代襲相続は始まりません(民法887条2項は,代襲原因として挙げていないため,その反対解釈です。)。

2.被代襲者

  • 代襲される者は,被相続人の子及び兄弟姉妹です。
  • 直系尊属は被代襲者とはなりません。
  • 被相続人に子がなく,父母も亡くなっている場合には,直系尊属である祖父母が相続しますが,これは父母を被代襲者として,祖父母が代襲するのでなく,祖父母固有の相続権です。

3.代襲相続人

  • 代襲相続人となるのは,被代襲者の直系卑属です。すなわち,被相続人の子の子(孫),または兄弟姉妹の子(甥,姪)です(民法887条2項・889条2項)。
  • 被相続人の子の子が代襲相続人となるためには,その子が被相続人の直系卑属でなければなりません(民法887条2項ただし書)。そこで,被相続人の子が養子で,その養子に縁組前に出生した子(連れ子)がある場合には,その子は直系卑属には当たりませんから(民法727条-養子と養親とは縁組の日から親族関係が発生します。),代襲相続は認められません。

4.再代襲

  • 子の場合には,再代襲も発生します。
  • すなわち,被相続人の子の子(孫)に代襲原因が発生した場合には,子の子の子(曾孫)が代襲相続人になります(民法889条3項)。兄弟姉妹については,再代襲は発生しません(民法889条2項は,民法889条3項を準用していません。)

5.代襲相続の効果

  • 代襲者は,被代襲者の相続分を得ます(民法901条)。但し,複数の代襲相続人がある時は,被代襲者の相続分を平等に分けて相続します(民901条ただし書,第900条4号)。