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相続分・法定相続分

1.相続分とは

  • 相続分とは,共同相続人の積極財産・消極財産を含む相続財産全体に対する各相続人の持分をいいます。被相続人は,遺言で相続分を決めることができますが,この指定がないときに,民法の定める相続分の規定が適用されます。

2.法定相続分について

  • 被相続人による相続分の指定がない場合には,民法の定める法定相続分が適用されます(民法900条)。法定相続分は,身分関係及び相続放棄の有無等によって一義的に定まるものです。

(1)配偶者相続人の法定相続分

  • 配偶者は,常に相続人となります(民法890条第1文)。
  • 配偶者の法定相続分は,1980年(昭和55年)の改正で相続分が拡張されました。現行民法の定める相続分の規定は,1981年(昭和56年)1月1日以降に開始された相続について適用されます。それより前と後とで相続分が違いますので,注意する必要があります。            
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    • 相続人 配偶者の相続分  
        平成22年改正 昭和55年改正
        (昭和23年1月1日~) 昭和56年1月1日~
      1 配偶者と子 3分の1 2分の1
      2 配偶者と直系尊属 2分の1 3分の2
      3 配偶者と兄弟姉妹 3分の2 4分の3
                                                                    

         

(2)血族相続人の法定相続分
 ①  第1順位の血族相続人……子
  ア 配偶者と子が共同相続人である場合

  • 相続人が配偶者と子との組み合わせになった場合は,配偶者が2分の1,子のグループが2分の1となります(民法900条1号)。

  イ 子が数人ある場合

  • 子が数人であれば同順位で,かつ,均等の相続分を有するのが原則です。(民法900条4号本文)。

  ウ 養子の相続分

  • 養子は,縁組の日から養親の嫡出子としての地位を取得します(民法809条)。したがって,養親の相続につき,養子は嫡出子の相続分を有します。

  エ 代襲資格者

  • 代襲資格を有する直系卑属が数人あるときには,この者たちは,被代襲者が受けるべきであった相続分について,民法法900条4号の規定に従い相続分を有します(民法901条1項,900条4号)。

 ② 第2順位の血族相続人……直系尊属

  ア 配偶者と直系尊属が共同相続人である場合

  • 相続人が配偶者と直系尊属との組み合わせになった場合は,配偶者が3分の2,直系尊属のグループが3分の1となります(民法900条2号)。

  イ  同順位の直系尊属 

  • 同順位の直系尊属がいる場合には,均等の相続分を有します(民法900条4号本文)。

 ③ 第3順位の血族相続人……兄弟姉妹
  ア 配偶者と兄弟姉妹が共同相続人である場合

  • 相続人が配偶者と兄弟姉妹との組み合わせになった場合は,配偶者が4分の3,兄弟姉妹のグループが4分の1となります(民法900条3号)。

  イ 複数兄弟姉妹がいる場合

  • 兄弟姉妹が数人いる場合には,同順位で,かつ均等の相続分を有します(民法900条4号本文)。

  ウ 片方の親のみ同じ兄弟姉妹の場合

  • 半血兄弟姉妹(死亡した被相続人と親の一方を共通にするだけの者)と全血兄弟姉妹とがいる場合には,半血兄弟姉妹の法定相続分は,全血兄弟姉妹の半分です(民法900条4号ただし書後段)。