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Ⅰ 相談事例(絵画のキャッチセールスとクレジット)

【相談事例】
1.相談者Yは,クレジット会社Xとの間で,平成21年12月15日,要旨次の通りのクレジット契約を締結しました。
  ① Xは,Yが販売店株式会社A(以下「販売店A」という)から平成21年12月15日に購入した絵画の代金84万円(税込み)を立替払いする。
  ② Yは,Xに対し,①の立替金及び手数料36万円の合計金120万円を平成22年1月から平成26年12月まで毎月27日限り金2万円宛分割して支払う(60回分割)。
2.クレジット会社Xは,平成21年12月22日販売店Aに対し,上記購入代金を立替払いしました。
3.相談者Yは,上記1の契約当時,25歳であり,定職もなく定まった収入もありませんでした。たまたま姫路の街を歩いていたときに販売店Aの男性担当者(以下「担当者」という。)から「いい絵があるから見に来ないか」と声をかけられ,何度も断ったものの近くのビルの一室にある絵画の展示場に連れて行かれたのです。
  展示場には20点位の絵画が展示されていました。しかし,相談者Yは絵画についての趣味はないので,その旨繰り返し担当者に話したのですが,担当者は,「気分がすぐれないときに部屋に飾ってある絵画を見ればリラックスするから」などと言って購入を勧め,相談者Yに対し契約書にサインすることを求めました。
  相談者Yは,再度断ったのですが,担当者が相談者Yの言動を無視するように繰り返し売買契約書及びクレジット契約書への記入を求めてくるし,記入しなければ帰してもらえないような気がしたので,展示されていた絵画の中から何となく気に入ったものを指定し,言われるままに売買契約書及びクレジット契約書の契約者欄にそれぞれ署名押印をしてしまいました。
  * 弁護士が相談者Yの持参した売買契約書や契約時に販売店Aで受け取った書類を見ると,そこには,クーリング・オフに関する事項の記載はありませんでした。
  クレジット契約書の「収入」の欄には,相談者Yが「今は仕事はしていません」と言ったにもかかわらず,「これくらいにしておけば大丈夫」などと言って金額を指示し,相談者Yに「月収27万円」と記載させました。
4.平成22年1月ころ,相談者Yは,自分の携帯電話に担当者から来店するようにとの連絡を受けました。相談者Yが再度販売店Aに行ったところ,担当者から,商品を引き渡すので納品確認書に署名押印するよう求められました。
  相談者Yは,その場で,「絵画を購入したつもりはないし,受け取っても家には飾る場所がないから」と言って断ったのですが,担当者が,「受け取ったことにしてもらえないと困るのでとにかく受取のサインをするように」と要求されました。そこで,相談者Yは,サインをしないと帰してもらえなくなると思い,仕方なく上記確認書に署名押印しました。ただし,相談者Yは絵画を受け取っておらず,そのまま現在に至っています。
5.相談者Yの銀行口座から,平成22年1月分,2月分,3月分の割賦金合計6万円が,口座の自動引落しの方法によりクレジット会社Xに支払われましたが,4月に入りYは口座の残高をゼロにして支払を止め,現在に至っています。
【相談者の質問】
1.相談者Yと販売店Aとの間の関係について
  相談者Yは,販売店Aに対し,絵画の売買に関し,どんな主張ができますか。クーリング・オフの主張ができない場合はどうでしょう。
2.相談者Yとクレジット会社Xとの関係について
  相談者Yはクレジット会社Xに対し,既払金の返還を請求できますか。