はりま憲法集会2024(第46回)報告~ねがい~
GW最終日、憲法集会が開催されました。
正式名称は「第46回憲法を守るはりま集会」(憲法を守るはりま集会実行委員会主催/事務局:姫路総合法律事務所内)。
以下、報告します。
2024年5月6日午後1時30分 姫路市市民会館大ホール
1.合唱団「希望」(指揮者土田景介、ピアノ大上結歌)
①外山雄三作曲「混声合唱のための組曲 日本国憲法第九条」
②ぼくはぼく
③ねがい
2.防衛ジャーナリスト 半田 滋 講演「敵基地攻撃と日米一体化~防衛費増税は国民負担に~」
第1部の合唱団では、最初に「ねがい」という歌が紹介されました。
歌詞を抜粋します。
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「ねがい」
もしもこの頭上に落とされた物が
ミサイルではなく本やノートであったなら
無知や偏見からときはなたれて
君は戦う事をやめるだろう
もしもこの地上に響きあうものが
爆音ではなく歌の調べであったなら
恐怖や憎しみに囚われないで
人は自由の歌をうたうだろう
もしもこの足下に植えられたものが
地雷ではなく小麦の種であったなら
飢えや争いに苦しまないで
共に分かち合って暮らすだろう
(「ねがい」より1〜3番抜粋)
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この歌は広島市の中学生有志が、9.11のテロの衝撃を経て作詞したものとのことです。
もともと4番までしかない歌のようですが、のちに「みんなで5番以降を作ろう」という企画で、世界中から応募があり、現在は2000番以上つくられているのだというお話もありました。
たくさんの人がそれぞれの言葉で平和を願う歌、とても素敵でした。
第2部では、防衛ジャーナリストの半田滋氏が「敵基地攻撃と日米一体化~防衛費増税は国民負担に~」をテーマに講演されました。
前半では、日本の防衛費が増額されていることや最近された閣議決定等の情報をふまえ、現在日本が所有する能力が敵基地攻撃能力の保有といえるのではないか、日本が戦争ができる体制に近づいているのではないかといったお話がありました。
後半では、台湾有事の際、日本が戦争に巻き込まれる可能性が高く、巻き込まれないためにはどうすれば良いか等のお話がありました。「戦争ではなく、命がけの外交により解決しよう」というお話もありました。
大きな歴史のうねりの中で、これからどのように歴史が進んでいくのかを見極めるのはとても難しいことのように思います。
それでも一人一人が目を凝らして、平和に生きるためにはどうすれば良いのか考えることが大事だと思いました。
(報告者:大川 亜希)