キンモクセイ
朝晩はすっかり涼しくなり、肌寒く感じられるようになってきました。
そろそろマラソンの季節が近づいてきて、第2回赤穂シティマラソンに向けて練習中です。今回は10キロに初チャレンジしますが,夏場のブランクもあったからか,5キロか6キロの練習走で苦闘中です。
三左衛門堀沿いの道を走っていると、キンモクセイの匂いが鼻をかすめます。
当事務所の近所にもキンモクセイの木が植えてあって、2階の窓を開けているとどこからともなくいい匂いがしてくるのです。お手洗いには天然の芳香剤となっています。日本には前景の庭園と背景となる借景とを一体化させる造園技法である「借景」なるものがありますが,「借匂」というのも変わった趣があっていいかも知れません。
春の桜もそうなのですが,秋のキンモクセイも,普段はどこにあるか分からないのに,季節になると突然強烈な存在感を発揮し始め,しばらくするといつの間にか花も匂いもなくなってしまうところに,儚さを感じます。
暑さも寒さも苦手な私としては,一年中春か秋であったらと思ったりもするのですが,一年中桜やキンモクセイの世界だと,頭がボーッとしてしまうのかも知れません。