2011年8月26日 / 最終更新日時 : 2023年6月1日 ひめじ市民法律事務所 平和 君が代起立斉唱の職務命令が憲法19条に違反しないとした判例(多数意見) 君が代起立斉唱の職務命令が憲法19条に違反しないとした判例 平成22(オ)951 損害賠償請求事件 平成23年06月06日 最高裁判所第一小法廷 判決 棄却 原審 東京高等裁判所 【判旨】【多数意見】 (6) 上告 […]
2011年6月19日 / 最終更新日時 : 2020年10月5日 ひめじ市民法律事務所 裁判例watching 消費者契約法上の断定的判断の提供と故意の事実不告知との関係(最判平成22年3月30日) 最判平成22年3月30日判タ1321号88頁 (原審札幌高判平成20年1月25日先物取引裁判例集50号136頁) 消費者契約法は,4条1項2号において断定的判断の提供による取消権を規定し, 同条1項1号及び同条2項にお […]
2011年6月5日 / 最終更新日時 : 2020年10月5日 ひめじ市民法律事務所 裁判例watching 適切な医療行為を受ける期待権の侵害(最判二小平成23年2月25日) 最判(2小)平成22年2月25日判タ2108号45頁 【要旨】 医師が患者に対し,適切な医療行為を受ける期待権の侵害のみを理由とする不法行為責任を負うことがあるか否かは,当該医療行為が著しく不適切なものである事案につい […]
2011年1月26日 / 最終更新日時 : 2020年10月5日 ひめじ市民法律事務所 平和 卒業式などで国歌斉唱等を定めた通達を憲法19条違反とした事例(東京地判平成18年9月21日) 東京地裁平成18年9月21日判決判例タイムズ1228号88頁 【事例】入学式・卒業式などの式典での国歌斉唱等を定めた通達及び校長の職務命令は憲法19条,教育基本法10条1項に違反するものであるとされた事例 来る1月28日 […]
2011年1月20日 / 最終更新日時 : 2023年3月18日 ひめじ市民法律事務所 倒産法制 破産法における「支払不能」の意義-東京地判平成22年7月8日 【追記あり】 東京地裁 平成22年7月8日判決 判例時報2094号69頁,金融商事判例1350号36頁 【判旨】 支払不能(破産法162条1項2号)は,弁済期の到来した債務の支払可能性を問題とする概念であることから,支払不能である […]
2011年1月18日 / 最終更新日時 : 2020年10月4日 ひめじ市民法律事務所 裁判例watching 醜状障害等級の男女間格差を憲法14条1項違反とした裁判例(京都地判平成22年5月27日) 京都地判平成22年5月27日判例タイムズ2093号72頁 一票の格差問題を除くと,久々の憲法14条(平等原則)違反に関する裁判例です。 【判旨】 労災保険の後遺障害別等級表のうち,「外貌の著しい醜状障害」(=顔の表面に […]
2010年10月14日 / 最終更新日時 : 2020年10月1日 ひめじ市民法律事務所 裁判例watching 劇場型未公開株商法被害での被害者勝訴判決(東京地判平成22年6月28日判時2088-97) 未公開株商法被害においては,上場予定もない未公開株式を近日中に上場予定と偽り,上場すれば購入時の時価を数段上回る値段で転売できるものと誤信させて,素人に未公開株を掴ませるわけです。 このうち,いわゆる,振り込め詐欺の […]
2010年9月26日 / 最終更新日時 : 2020年10月1日 ひめじ市民法律事務所 裁判例watching 裁判員裁判で検察官が論告で初めて付加した事実の取扱(東京高裁平成21年12月17日) 殺人被告事件 東京高裁 平成21年12月17日 判決 平成21年(う)第1835号 判例タイムズ 1325号60頁 この判決は,「裁判員裁判全国第1号事件」の控訴審判決です。 【要旨】 裁判員裁判の控訴審で, […]
2010年9月17日 / 最終更新日時 : 2020年10月1日 ひめじ市民法律事務所 裁判例watching 最高裁平成22年4月20日判決 「元本10万円未満でも制限利率18%を維持」判決 最高裁平成22年4月20日判決(不当利得返還請求事件)を紹介します。 貸金業関係判例です。 継続的な金銭消費貸借取引に関する基本契約に基づいて金銭の借入れと弁済が繰り返され, 同契約に基づく債務の弁済がその借入金全体 […]
2010年8月22日 / 最終更新日時 : 2020年9月29日 ひめじ市民法律事務所 裁判例watching 「好意同乗」に関する最近の裁判例(神戸地裁平成21年3月30日交民42-2-496) 交通事故の相談で,「好意同乗」をしたとの理由で,保険会社から大幅な「過失相殺」による損害の減額を主張されているという事案に出会うことがあります。 「好意同乗」を理由に過失相殺をできるケースというのは,実は多くありませ […]